【基礎知識】『ヤングム』ってなに?(歴史編①)
アンニョンハセヨ~(*^O^*)
もう5月だというのにまだ花粉にやられています。
金剛山歌劇団 ヤングム奏者の黄聖順(ふぁん そんすん)です!
先週の初投稿で大々的に宣伝してしまい、少し緊張してますが…
ついに始まりました!
初企画
<週刊『ヤングム』ってなに?>!!
毎週これを読めば、ヤングムを知る人も知らない人も、ヤングム博士の仲間入り?!
そして、すべて読み終える頃には
ぜひ一度聴いてみたい!
ってなっている!!…はず(*´-`)
第一回目の今日からは、
ヤングムの歴史について、数回に渡ってご紹介しようと思います(*´∇`*)
そもそも、ヤングムって一体なに?ってところからですね。
こんな楽器です!
↓↓↓↓↓
…ん?どうなってるんだ…??
もう少し近くで見てみましょう。
\わぁーなんだこれー!!!/
…はい!素晴らしい反応ありがとうございます(  ̄▽ ̄)
このように、台形の木箱の上に弦がたくさん張られていて、その弦をバチなどで打って(叩いて)演奏する楽器のことを、
『打弦楽器』
といいます。
ちなみにこのバチ、朝鮮語では『チェ』といいます。
イメージはこんな感じ↓↓
弦を叩くって、日本ではあまり見慣れない演奏スタイルですよね(>_<)
ヤングムは現在使われている朝鮮の民族楽器では唯一の打弦楽器なんです!
(∩´∀`)∩{オンリーワンですヨ!!
ヤングムは漢字では『洋琴』と書くんですが、
文字通り『西洋から伝わった琴』という意味です。
正確には、打弦楽器の発祥はペルシャ(現 イラン)だと言われています。
イランには『サントゥール』
という打弦楽器が現存していますが、
このサントゥールという楽器はなんと10世紀にペルシャで書かれた詩にすでに登場していて、ということは1000年以上も前から使われていたんですね!そしてなんとサントゥールの原型になった楽器は紀元前3000年前には存在していたと言われていて要するにとーっても長い歴史を持った楽器なのです(°▽°)
さて、ヤングムの祖先であるサントゥールはその後、何百年もかけてじわりじわりと世界に広まり、
その地に合わせて様々な形に変化、定着していきます。
ドイツには『ハックブレッド』
などなど。
そしてその勢いは東洋にも!
中国の『揚琴』
タイの『キム』
などなどなど。
実は世界中にヤングムの親戚がたくさんいるんです!
みんなどことなくヤングムと似てますよねー(  ̄▽ ̄)
そしてついに!
打弦楽器旋風は朝鮮半島にも!!
次週、いよいよ打弦楽器が朝鮮半島に上陸します。
しかし!!
すべてが容易く成されるわけじゃない。
それが…人生というもの……!!!(?)
ヤングムの前に、
思わぬ困難が立ちはだかります(°Д°;)!!
乞うご期待(=゚ω゚)ノ{続きはコチラ